CABANON WOODSHED

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CABANON WOODSHEDについて
☞インテリアデザイン、店舗設計&施工 ご新築などの家具一式製作、アパレルショップ、飲食店、美容室、ネイルサロン、撮影スタジオなどのデザイン・ディレクションと製作が主な業務内容です。他業態もご相談下さい。

☞オーダー家具 CABANONが提案する家具は古材、鉄、革など 無垢材を扱う事が多いです。また飲食店向けの家具やアパレル店舗什器、内照式ショーケース、システム什器、アンティークのコーディネイト、リメイク家具の製作、修理、補修、勿論、個人邸の家具といった部分的な製作などの実績も多岐に渡ります。

些細な事でも気軽にご相談下さい。
INFORMATION
CABANON WOODSHED
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詩人 ナナオサカキさん
昨日からずっと今後の事を考えたり書き物したりする時間が続いていて、
ちょっと頭を切り替えたくなり、ふとナナオサカキさんの詩集を再度
読み耽っていました。 ナナオさんは日本を代表する詩人。
その思想や軌跡に今の自分と重ねるのは、とてもおこがましい行為です
が、拝読させて頂く度に自分の未熟さを感じてます。
そこで、大事な事を少しでも忘れないように定期的に読んでいます。


多くの人は色んな事を知っていたり。分かっていたりはしますが、
分かっていても、なかなかそっちに行ける物ではなかったしますが、
それをやりきった方の一人がナナオサカキさん。
タイプは違えど高田渉さんはじめ、激動の時代を一切のブレ無く
生き抜いた素晴らしい方々の生き様を今に知ることは決して無駄では
ないと思っています。

以下のお写真はすべてナナオサカキさんのHPより、渡辺眸さん、BUJIさんなどが
撮影したお写真を光さんという方のギャラリーより掲載させて頂いております。

ナナオサカキホームページ

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今月10周年を迎えた雑誌SPECTATORでは「BACK TO THE LAND
JAPAN」という特集の中で、ナナオサカキさんの出版物の編集の
一部は実は<スタジオリーフ>という、あのオルタネイティブ情報
交流誌「人間家族」の編集室だったって事を知って、やっぱり
繋がっていたんですねと改めて感銘しました。


「人間家族」とは:7世代先を考える、マスコミに載らない
ポジティブでオルタナティブな情報交流誌の老舗、1973年創刊、
通算330号を超える。国内外の草の根派をつなぐエコロジー、
ネイティブとカウンターカルチャーを柱にした、もうひとつの
グリーン&リトルマガジン。1973年創刊、通算330号発刊。

※現在は発行人の大築準さんが逝去され、継続の予定は未定らしいです。

スタジオリーフ http://studioreaf.skybox.jp/


●ナナオ サカキさん   1923年鹿児島県生まれ。
60年代のカウンターカルチャーを代表する詩人の一人であり、
ビートニクスの詩人故アレン・ギンズバーグやゲーリー・スナイダー
の親しい友人でもあります。

日本国内は北から南まで隈無く歩き、海外もアラスカから
オーストラリア、チェコ、中国、台湾、インドネシア、韓国、
イタリアと旅をし、その軌跡は詩となって詩集や朗読会で多く
の人に届けられていました。

詩は世界17カ国で翻訳され日本で出版された詩集は「犬も歩けば」
「地球 B」「ココペリ」の3冊。
翻訳本は「亀の島」(ゲーリー・スナイダー著/日本語訳ナナオサカキ 
ピューリッツア賞受賞作)
「Inch by inch」(小林一茶の俳句 英訳ナナオサカキ)。
他に英文で3冊、フランス、イタリア、チェコで各々詩集が出ています。

詩の朗読会は国内はもとより、外国にも多く招かれ、各国のホール、
大学、コミューン(共同体)、ライブハウス、友人たちの家などで
開かれています。1988年にはアムステルダムで開かれた「世界詩人祭」
に、2001年にはイタリア・ヴェニスの「ビエンナーレ芸術祭」に日本を
代表する詩人として招待されました。

自然保護、環境問題には早くから関わり、石垣島白保の海や長良川河口堰、
吉野川など関わってきた地域は数知れず、詩に表現し、独自の方法で
多くの人に問いかけをし、警鐘を鳴らしています。唄が好きで、
フリーソングを自分で作り、わらべ唄からロシア民謡、アイヌや
アメリカインディアンの唄にまで精通していたと言われています。

実際の暮らしは、ほとんど物を持たず、一汁一菜の質素な生活。
様々な友人たちが必要な物をカンパして支えられ、消費経済の発展に
背を向け自然を愛し、いつも大きなリュックを背負い歩いていました。

多くの体験と深い思考から生まれる詩は私たちに、知らない内に
着込んでしまった垢に気づかせてくれ、生きていくのに何が大切で何が
不必要か、充分とは、地球に生きているということはどういうことなのか、
たくさんのヒントを示してくれています。

(「星と花の降るところ宇宙スケッチ」より抜粋)

そう言えば、ショーン・ペン最新監督作品の「IN TO THE WILD」
賛否両論の原作を映画化した物で、底辺にある考え方は違うかも
知れません。ただ広大なアラスカの風景や繋がる生き方もある気が
します。観てない方は一度是非。

http://intothewild.jp/top.html


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