思い同じく
Aug 5.Wed 2009 (13 years ago)
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WORK

週頭の月曜は、朝から岩手の縫製工場の方に始まって、午後からは
別の縫製の担当の方々と終日話しこみでした。
縫製・・って?これ洋服の話なんですが、通常とちょっと違って、
素材は古着を使って、色んな方角からデザインしていってこの時世に
必要とされる商品に形を変えていく・・
これは僕らがやっている事とも意味としては一緒。
本来したい事が衣食住っていう延長線にあるから合点もいく。
それになんて言ってもそのブランドデザイナーのKA○Iの本気度が
一番の原動力です 笑)。今回は一点物が欲しいっていう人の気持ちが
昂ぶる商品作りが一番大事で+経年素材+再生資源という考え。
キャバノンの家具も僕らが良いと思った材料が、1次利用済みの古材で、
その材の行く末の仕組みにも違和感あったし、云々・・
お客さんには特にリサイクルといったその辺の事情をお伝えしている訳
じゃ無いんです。あくまで見た時の直感や仕上がりの雰囲気で買って
いって欲しいですし・・。声高らかにエコーってする会社ほど嘘っぽいでしょ笑)
話戻って、そのリメイクデザイナーの彼女のプロダクションサンプルを
見る限り、バー○ーズ、アメ○グといったオサレ系の方々も間違いなく
欲しがる程の出来映え。最初はそっちには行かないみたいですけど・・
ところで、キャバノンは今回の生産を請け負ったりコーディネイトを
させて貰う事になります。周りには面白いメンバー揃ってるし、
日ごろ表現したいのに中々クライアントとの相違で表現しきれない事が
多いから面白がって参加してくれると良い流れが出来る気もする。
ところで、このプロジェクト自体は前から進んでたんだけど、
なかなか条件を満たす生産パートナーが見付からなくて・・。
古着を洗ってバラし、部位を指定して裁断して、縫製して、
付属つけて、二次加工、三次加工やって、また洗って袋詰め等。
普通の工場さんが進んでやりたがる訳も無く・・あっても工賃が高い。
まるでオートクチュールの世界だし仕方ないんですけど・・
色々動いてみて思ったのは、求めるレベルが高いので意外に参入障害が
ある事。最初はタイや海外にコンタクトも取ったりしたけど、色々見え
てきてそっちは取りあえず止めて、国内生産に拘りパートナー探しを
し続けて、やっと此処に来て目処が立ち、具体的に動き初めていく事に
なったのです。
既に展示会も始まり8月には雑誌掲載、来年2月には渋谷に新店オープン
とスケジュールが決まっているので、着々と進めて行かないと・・。
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