CABANON WOODSHED

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CABANON WOODSHEDについて
☞インテリアデザイン、店舗設計&施工 ご新築などの家具一式製作、アパレルショップ、飲食店、美容室、ネイルサロン、撮影スタジオなどのデザイン・ディレクションと製作が主な業務内容です。他業態もご相談下さい。

☞オーダー家具 CABANONが提案する家具は古材、鉄、革など 無垢材を扱う事が多いです。また飲食店向けの家具やアパレル店舗什器、内照式ショーケース、システム什器、アンティークのコーディネイト、リメイク家具の製作、修理、補修、勿論、個人邸の家具といった部分的な製作などの実績も多岐に渡ります。

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活版印刷
自分達の名刺を改めて作ろうと思い、これを機に、

ずっと気になっていた『活版印刷』で作ろうと思ってる。




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活版印刷とは?

合金で作られた活字(ひと文字ひと文字が刻まれた判子状の物)を組み合わせ

(組版)た活版にインクを付け、紙に押し付けることによって印刷する技術です。

その技術の歴史を紐解くと、約11世紀ごろの中国で既に行われていたようです。

現代に伝わる活版印刷技術は、15世紀にドイツの「グーテンベルグ」によって

ほぼ完成を遂げたといわれています。その技術によって、

大量の書籍が出版されるに至り、以降文明の発展に大きな貢献を果たしている。

日本においても明治以降、昭和の中期頃に至るまで、新聞や書籍の印刷に

活躍しましたが、現代ではオフセット印刷などの新しい印刷技術が普及し、

活版印刷はほとんど姿を消してしまったと言っていい状況。

重くてかさばる活字を大量に必要とし、また、組版に多くの経験と知識、

手間を必要とする活版印刷は、現在では使用される機会も、業者も少なく

なってしまっています。

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安い、便利、早い、味より綺麗な出来栄え・・といったのが好きな方には

全く受け入れられないでしょう。

とにかく手が掛かって、インクまみれになって、量産が難しくて、

ガッチャン、ガッチャンっと一枚づつ作られる「活版印刷」。

そんな愛情込めて、手間暇掛けたそんな名刺なら渡す側も貰う側も嬉しい筈。

少なくとも物づくりに携わる者としてそういうのって大事だと思う。

そう言えば昨年、自然の中の素材から作品をつくる造形作家の「古賀 充」氏による

作品 ”Driftwood dinosaurus"  恐竜の発掘現場を再現した壮大な

インスタレーションによる作品展のDMも活版印刷で、何か嬉しかった。

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そんな活版印刷も最近は、『PAPIE LABO』『オールライト工房』

『SUB LETTER PRESS』といった活版印刷に拘った方々の影響でアパレルや

デザイン業界、いわゆる違いの分かる方々に広まりつつある。

ニーズが無くなりつつある事に加えて後継者不足で、このままだと消滅まっしぐらの

『活版印刷』も違った形で、これまでと違ったストーリーを紡ぎ出していると思うと

とても嬉しいし、何らかの形で協力したいという想いに駆られるのも本音。




こちらは「オールライト工房」さんの工房風景。

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