CABANON WOODSHED

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CABANON WOODSHEDについて
☞インテリアデザイン、店舗設計&施工 ご新築などの家具一式製作、アパレルショップ、飲食店、美容室、ネイルサロン、撮影スタジオなどのデザイン・ディレクションと製作が主な業務内容です。他業態もご相談下さい。

☞オーダー家具 CABANONが提案する家具は古材、鉄、革など 無垢材を扱う事が多いです。また飲食店向けの家具やアパレル店舗什器、内照式ショーケース、システム什器、アンティークのコーディネイト、リメイク家具の製作、修理、補修、勿論、個人邸の家具といった部分的な製作などの実績も多岐に渡ります。

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新宿三丁目の夜
夕方打合せが終わって・・・念願の新宿三丁目ブラブラ。

この辺にはよく来てても、実はじっくり歩いたことが無かったんだけど、

独特の雰囲気を漂わせているこの街、いつかゆっくりと思っていた・・

みんな目的を持って集まっている感じさえするパワーのある街に思えて・

末広亭とかの文化や歴史もあるのだろうけど、やっぱりとっても人間臭いんだと思う。

特にこの「どん底」は1951年創業の新宿最古の居酒屋で、

この店の歴史に名を連ねる有名人は小松政夫、牟田梯三、黒柳徹子、峰岸徹、

愛川欽也など数知れない。。

この日は地下から3階まで凄く混んでたんだけど、一見にはやや腰が引ける・・

そんないい緊張感もある物語がいっぱい詰まった感の店。

200901162035000.jpg


http://www.donzoko.co.jp/index.html


かの「三島由紀夫」はこの店の常連で、こんな文献が残ってる。
(端折ってます)


「酒場 どん底」では、どん底歌集というものを売っていて、

ある歌を一人が歌い出すと、期せずして若人の大合唱となる。

喚声と音楽が一しょになって、なまなましいエネルギーが、

一種のハーモニィを作り上げる。

何んとも言えぬハリ切った健康な享楽場である。

しかしワビだのサビだのといっていた日本人が、

集団的な享楽の仕方を学び、とにもかくにも一夕の歓楽の渦巻を作り

うるようになったのは、戦後の現象で銀座の恒久バアーでコソコソ

個人的享楽にふけっている連中にくらべると、焼鳥キャバレーや

「どん底」酒場のほうが、よほで世界的水準に近づいているように、

私には思われるのであった。」 



当時のその若者達は、今やすっかりシルバーグレイなんだけど、

その時の想いを大切にするかのように通っているのかな?


それにしても焼鳥キャバレー?
・・・「焼鳥キャバレー」何か良くない?

琴腺に触れる響きに酔いしれる三丁目の夜でした。

名店「田村」でうまい焼鳥食べて、「どん底」で呑む。

最近、新宿しょんべん横丁、亀有、北千住、ディープな店しか興味がない・・・

どんどんオヤジ化? オヤジ呑み万歳!


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